まず知りたい答え

高さを出したい場所をひとつ選び、横から確認しましょう。製品を足す前に、髪の位置を変えたり、一部を小さくまとめたりするところから始めます。トップはすでにふんわりしているのに横が広いと感じるなら、さらに高さを出すよりサイドを調整しましょう。

方法を選ぶ前に、ボリュームが欲しい位置を見つける

正面だけでなく横からも見てみましょう。額の上の高さ、トップのふくらみ、長さのある部分の横幅では、シルエットが違います。Sam Villaのトップのボリュームに関する解説でも、横から見た形が使われています。同じ見方をすると、自分が変えたい部分を見つけやすくなります。毛束をそっと持ち上げ、それだけで欲しい印象になるか確認しましょう。

最初に比べるときは、ほかの部分を普段どおりにしておきます。分け目を変え、毛先を巻き、トップも立ち上げることを一度に行うと、どの調整が役立ったのか分かりません。以下から最初の方法を一つ選び、次の手順を加える前に輪郭全体を確認しましょう。

  • 前側がぺたんとする: 分け目を少しずらし、髪が自然に落ち着くのを待ちましょう。髪の配分を少し変えるだけで十分なこともあります。
  • トップに形を出したい: 細めのハーフアップを二つの高さで比べてみましょう。下の輪郭が寂しくならないよう、下ろす髪を十分に残します。
  • ウェーブやカールがつぶれている: 気に入っている束感を残しながら、一部の束を手で持ち上げて配置を整えましょう。
  • 下の方の髪が目立ちすぎる: 髪の一部を肩の後ろに移しましょう。根元のボリュームを物理的に増やしたり、すべての束を整えたりせずに、バランスを変えられます。

スタイリング剤を足す前に分け目を工夫する

分け目を少しずらすと、前側の髪の配分が変わります。ラインを少し動かし、手で固定せずに髪が落ち着くのを待ってみましょう。新しい向きが気に入るかもしれませんし、いつもの分け目の方が快適だと分かるかもしれません。まったく別の髪型に変えずに形を比べられるよう、変化は小さくとどめます。

長さのある髪をどこに置くかも確認しましょう。すべてを両肩の前に下ろすと、控えめなトップに対して下の輪郭が重く見えることがあります。一部を肩の後ろに移し、もう一度比べてみてください。根元の量そのものは増えませんが、見た目のバランスが変わり、それほど立ち上がりを求めなくなることもあります。すぐ元に戻せる髪の配置は、最初に試しやすい工夫です。

乾かす範囲を絞り、向きを決める

普段ドライヤーを使うなら、サロンの手順全体を再現するより、扱いやすい前側やトップの一部分に絞りましょう。ドライヤーと製品の使用方法を守り、風を一か所に当て続けず、無理なく扱える方法でブラシや指を使います。目的は小さな範囲の向きを整えることで、大きくふくらむまで熱を当て続けることではありません。

整えた部分が落ち着いてから、ほかの髪とのバランスを見ましょう。トップだけ仕上がりが大きく違ってしまったら、手で境目をなじませるか、次回は範囲を狭めます。向きを整えるのが難しければ、自分のカットに合う部分的な方法を美容師に実演してもらいましょう。再現できない複雑なブローより、理解して使える短い技術の方が役立ちます。

オートミール色のニットの上に、長いダークチェスナットのゆるいウェーブが広がる若い女性の斜め後ろ姿。
長さに沿ったゆるいウェーブが、シンプルなニットに対して柔らかな輪郭を作っています。

ウェーブやカールも生かす

ウェーブやカールのある髪では、ブラシで滑らかなブローにするより、今ある形を整えることで欲しいボリュームが出る場合があります。いつものスタイルが落ち着いたら、一部を手で持ち上げて輪郭を見ましょう。好きなカールの束は残し、すべてを一度にほぐさないようにします。根元付近を少し変えた印象と、毛先を広げた印象は異なります。

Avedaのウェーブヘア向けの解説では、熱を使わないスタイリングと翌日の整え直しが別の方法として紹介されています。この違いを踏まえて、どちらを行うか決めましょう。作りたてのウェーブを引き立てることと、前日に作ってつぶれた部分を戻すことでは、作業が違います。自分の質感に合う普段の方法を使い、そのうえで配置を調整してください。ウェーブや細かいカールは、ロールブラシでブローした表面をまねなくても、柔らかなボリュームを楽しめます。

目的に合わせてスタイリング剤を選ぶ

製品の使用方法を読み、根元の立ち上げ、軽いキープ、質感づくり、仕上げのどれが目的なのかを確認しましょう。湿った髪用の製品は、乾いた髪を手早く直す用途に合わないかもしれません。表示と整える範囲に合った量から始め、足す前に状態を見ます。製品名が似ていても、使い方は違うことがあります。

最初の試し方はシンプルにしましょう。フォーム、根元用スプレー、仕上げ用パウダーを一度に使うと、どれが気に入った仕上がりにつながったのか分かりません。目的を絞り、使い慣れた製品を一つ使って、髪の見た目と感触を記録します。根元に製品がたまった感じがしたり、長さのある部分が重く感じたりしたら、より強い製品が必要だと決めつけず、次回は量やつける位置を変えましょう。

まとめ方で立ち上がりを作る

小さなハーフアップやトップをゆるく集めるアレンジなら、下ろした髪全体を整えなくても、見た目の高さを変えられます。留める前に、毛束をいくつかの高さで持って比べましょう。低い位置でまとめるとトップが控えめになり、高くすると前側が立ち上がった印象になります。下の輪郭が思いがけず寂しくならないよう、下ろす髪を十分に残してください。

ポニーテールも、結ぶ位置と毛束の落ち方だけで横から見た形が変わります。鏡で肩も見えるようにして、シルエットを比べましょう。立ち上がりを求めて強く引っ張らず、表面は快適な状態に整えます。まとめ方だけで目的がかなうなら、根元にさらに手を加える必要はないかもしれません。結び目の周りに動きが残ることで、柔らかな仕上がりになります。

大きさを追うより、形の気になる点を直す

トップがすぐにつぶれるなら、いつそうなるか記録しましょう。帽子をかぶった後、通勤後、何度も触った後かもしれません。実用的な解決策は、スタイリングの時間を延ばすことではなく、その行動に合う仕上げ方に変えることかもしれません。トップは立ち上がっていてもサイドが広すぎると感じるなら、さらに高さを足すより、そのサイドを調整しましょう。

仕上がりが固く見えたら、製品の量と整えた範囲の両方を見直します。範囲を狭めてキープ力を弱くし、時間とともに柔らかく変わる方が好みかもしれません。髪が不均一に見える場合は、分け目と長さのある部分の配分を確認しましょう。こうした観察が、繰り返せる仕上がりを選ぶ手がかりになります。もともと求めていたのが力の抜けたバランスのよいシルエットなら、大きいほどよいとは限りません。

短い手順と代わりのアレンジを用意する

うまくいった工夫を、繰り返せる手順にしましょう。分け目を決め、前側を一部分だけ整え、長さのある髪の位置を決めたら終わりです。ドライヤーを使う場合は、本体と該当する製品の使用方法を守り、選んだ範囲に集中します。その小さな部分の向きを整えるのが難しければ、自分のカットで美容師に実演してもらいましょう。

ブラシや手で持ち上げている瞬間だけでなく、髪が落ち着いた後に手順の成果を判断します。欲しかったふんわり感は残っていますか? 快適で、そのまま触らずに過ごせますか? 絶えずふくらませ直さないと保てないなら、目指す変化を小さくするか、小さなハーフアップなど、まとめ方で形を作る方法を選びましょう。仕上げ用の製品をいくつも足すより、繰り返しやすいかもしれません。

同じカットでできる代わりのアレンジも用意しましょう。サイドを耳にかければ広い部分を抑えられ、低いポニーテールなら長さをまとめ直せます。下ろした髪が思ったよりつぶれたときは、トップをクリップで留めて少し高さを残せます。帽子をかぶる日も含め、普段の朝に合う方法を記録してください。サロンのようなふくらみを毎日の必須条件にせず、柔らかなボリュームは気分に合うときに選べるスタイルとして楽しめます。

位置と輪郭から、欲しいボリュームを具体化する

頭と肩の周りに、欲しい形の輪郭を簡単に描いてみましょう。存在感を足したい場所と、抑えたい場所に印をつけます。たとえば、サイドは控えめなままでトップに少し高さを出したい、前側は変えずに下の方の長さに横幅を足したい、という希望です。こうすると、ボリュームという言葉が「全体をもっとふくらませる」という曖昧な注文になるのを防げます。手順を増やす前に、髪の配置、まとめ方、今ある質感の見せ方で希望がかなうかも見つけやすくなります。

描いた輪郭を、普段の髪型の写真と比べましょう。変えると希望の形に近づく、最小限の範囲を選びます。そこだけ使い慣れた調整を一つ試し、ほかはそのままにしてください。襟や肩のディテールで同じボリュームの見え方が変わることがあるため、着る予定の服と合わせて確認します。どの位置の変化が大切だったか記録しておけば、柔らかくふんわりした印象にしたいとき、髪型全体を作り直さずに再現できます。

時間がたって落ち着いた後も好きな仕上がりを選ぶ

髪を整えた直後と、普段どおりしばらく過ごした後に写真を撮りましょう。一本一本を調べるより、ボリュームを出したかった場所に注目します。時間がたった形も気に入るなら、それを日常版の参考にしてください。最初のいちばん大きな輪郭を保つことだけが、成功の条件ではありません。落ち着いた仕上がりに欲しかった存在感と動きがあり、その手順を繰り返したいと思えるかが大切です。

好みの部分がつぶれすぎてしまうなら、分け目を変えたり、控えめにまとめたりする方法の方が、自分にとって安定して作れるか考えましょう。全体が大きすぎると感じるなら、ボリューム自体を諦めるのではなく、試す範囲を狭めます。見た目の好みと、かけてもよいと思えた手間の両方を保存してください。参考写真の形を作っている手順を一切行わずにサロンのブローの印象だけを求めるより、次にスタイリングを相談するときに役立つ情報になります。

気になる疑問に、丁寧に答えます。

ロールブラシを使わずにボリュームを出せますか?

分け目を変える、気になる部分を指で整える、自然な質感を生かす、小さなハーフアップにする、といった方法を試せます。サロンのブローとは違う仕上がりでも、欲しかった立ち上がりや動きが得られるかもしれません。まずは、どの部分を変えたいのかを決めましょう。

スタイリング剤を増やすと、かえって髪がぺたんとして見えるのはなぜですか?

量やつける位置が、髪や目的に合っていない可能性があります。製品の表示を確認し、次は量を減らして必要な部分だけにつけてみましょう。複数の製品を一度に足すと、何が役立ち、何が重さの原因なのか分かりにくくなるため、避けてください。

根元にも毛先にもボリュームを出した方がよいですか?

全体にふくらみのある輪郭が好みなら、その方法も選べます。トップだけを少し立ち上げて毛先を控えめにすると柔らかな印象になり、ウェーブで横幅を出すと別の雰囲気になります。どこも最大限にふくらませることを目標にせず、横から見た髪型全体と服装とのバランスを比べましょう。

参考資料と、それぞれが裏付ける内容

以下では、各資料が扱う範囲を説明しています。髪型の選択、服との組み合わせ、比較の練習はHairSparks編集部の提案であり、リンク先による推奨を示すものではありません。

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